研究課題/領域番号 |
20K18897
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
本屋敷 美奈 東京医科大学, 医学部, 講師 (30833256)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 政策評価 / 実装研究 / 精神医療政策 |
研究実績の概要 |
令和3年度にはCovid19による影響が続くことから、当初の計画を変更し、対象とする政策を「精神医療福祉の改革ビジョン」と「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」としたまま、手法をレビューに切り替えて文献を収集し、情報の抽出を行った。 「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」に関してはより詳細に分析を進める為、政策の一要素である「多職種アウトリーチ診療の普及実装要因」について、実装研究統合フレームワーク(一定の基準を満たした19のモデルから実装に重要な影響を与える要因を統計的に抽出し、各要因の内容を吟味した上で共通の内容に標準化したもの)を用いて調査を行う為、次のように計画をすすめた。 令和3年4月~10月に多職種によるアウトリーチの実態に関する聞き取り、情報収集、解析法決定、協力者募集。この過程で対象とする多職種によるアウトリーチについてエビデンスがあり、日本での実践も見られているACT(Assertive Community Treatment)に絞った。令和3年11月~令和4年3月インタビューガイドおよび研究対象者のリクルートから調査を円滑に勧められるような説明文書の作成を行った。また、研究計画書を作成し、倫理申請の準備を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ渦で依然として調査の円滑な進行が困難であった。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年5月倫理審査の申請を行う。その後、倫理委員会での承認後、半構造化面接について対象者をリクルート及びオンライン面接などを用いた半構造化面接調査を実施し、解析を行う。令和5年1月以降に論文作成および学会発表予定。
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次年度使用額が生じた理由 |
計画に遅れが生じて半構造化面接が実施できなかった為、謝金や科研費研究員雇用の為の費用が発生しなかった。
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