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2020 年度 実施状況報告書

軽度認知障害高齢者における身体活動の縦断的変化パターンと認知症発症との関連の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K18975
研究機関国立研究開発法人国立長寿医療研究センター

研究代表者

千葉 一平  国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 老年学・社会科学研究センター, 研究員 (20835897)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード認知症 / 高齢者 / 身体活動 / 軽度認知障害
研究実績の概要

本研究では軽度認知障害を有する地域在住高齢者の3年間の身体活動変化パターンが認知症発症に及ぼす影響を分析する。身体活動量は3軸加速度計にて測定をしており、対象者の居住自治体内の公共施設や商業施設に設置された読み取り専用端末で通信を行う事により身体活動量データの蓄積が行われる。2020年度の実績としてはベースライン調査から2020年3月までの身体活動量データベースの構築(月別の歩数および強度別の身体活動量集計データ)とベースラインの高齢者機能健診のデータ整理を行った。自治体等より取得している診療報酬明細データについて、データ形式の整理等を行い認知症発症の追跡データ構築に向けた作業を行っている。また、各読み取り機について不具合発生時の保守作業を行った。読み取り機はタブレットPCでありOSの更新に伴う読み取りソフトウェアの不具合などが発生した。随時開発業者と調整しながら読み取りが継続して行えるよう調整している。2020年度中は新型コロナウイルスの感染拡大と愛知県に対する緊急事態宣言に伴い、一部の読み取り機設置施設が閉鎖されており一時的に読み取り数の減少が見られている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

ベースラインの機能健診データおよび縦断の身体活動量データについて、スケジュール上は概ね順調に構築が進んでいる。ただし、2020年度中には新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言で活動量計読み取り機の設置を行っている施設の一部が閉鎖されており、身体活動量データ数の減少が見られている。今後も身体活動のデータ蓄積については新型コロナウイルス感染状況の影響を受ける可能性があり、縦断データに影響が出ることが考えられる。

今後の研究の推進方策

引き続き身体活動量データベースの構築および、診療報酬明細のデータベース構築を進める。完成次第、ベースラインの高齢者機能健診データ、身体活動量縦断データ、認知症発症追跡データを結合し解析を進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

2020年度に予定していた外出を促進する内容を含むニュースレターの発行は新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された事などにより発刊を差し控えた。また、解析ソフトウェアの購入を次年度に見送った。2021年度は引き続き構築する読み取り端末の保守費用、解析ソフトウェア購入費用、論文投稿に関わる費用(英文校正費、掲載料等)が生じる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 地域在住高齢者における座位時間の身体活動時間への置き換えと要介護発生との関連 ~isotemporal substitution modelによる検討~2020

    • 著者名/発表者名
      千葉一平 李相侖 裵成琉 牧野圭太郎 新海陽平 片山脩 原田健次 島田裕之
    • 学会等名
      第7回日本予防理学療法学会学術大会

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公開日: 2021-12-27  

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