• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 実施状況報告書

看護教員の授業構築における知識体系の解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K18995
研究機関佐賀大学

研究代表者

坂 美奈子  佐賀大学, 医学部, 准教授 (30768594)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード複合的知識 / 熟練看護教員 / 授業構築
研究実績の概要

2021年度は、看護教員の複合的な知識体系を解明するため、熟練看護教員9名にインタビューを実施した。また、熟練者の知識体系を特徴づけるために、新人看護教員3名にもインタビューを実施した。看護教員は、専門学校(3年課程)が10名、大学教員が2名含まれている。インタビューの平均は、60~70分程度である。インタビューでは、授業案を提示し、問題や課題を指摘してもらった。また、自己が考える改善案についても述べてもらった。その後、指摘した事項や改善案について、そのように考えた理由を述べてもらい、理由の部分を知識として分析した。分析においては、学生に対する学習内容・教材、学生に対する学習方法、学習内容・教材に対する学習方法、学生に対する学習環境など、学習内容・教材、学生、学習方法、学習環境、看護等複合的に述べている部分に着目し、文脈を切り取り、コードをつけた。つけられたコードは、仮のサブカテゴリーを印としてつけておくこととした。現在、5名の分析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

初年度、COVID-19により、インタビューの実施を見送った。よって、初年度実施できなかったインタビューを今年度実施している状況である。また、本年度、リクルートにも苦戦したこともあり、インタビューそのものが3月の年度末まで及んでしまった。

今後の研究の推進方策

全てのインタビュー内容を分析する。まずはコード化を行い、その後サブカテゴリー、カテゴリーへと抽象化を行う。分析過程では、看護教育に精通する研究者に参加してもらい、分析内容をピアレビューおよびデブリーフィングを行っていく。分析内容は、量的検証に向けて調査表原案に移行する。

次年度使用額が生じた理由

初年度、全く実施できていなかったためその繰越金があったことと、学会等への参加を取りやめたことにより、参加費や旅費などの必要性がなかったため。

URL: 

公開日: 2022-12-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi