研究課題/領域番号 |
20K19015
|
研究機関 | 大手前大学 |
研究代表者 |
笠松 由利 大手前大学, 国際看護学部, 講師 (50823564)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 看護師長 / 意思決定能力 / 能力向上プログラム |
研究実績の概要 |
申請者はこれまでの研究において、看護師長の意思決定スキル向上プログラムを開発した。この測定ツールを活用して,プログラムを実施・評価し、一般に活用できるかの有用性を明らかにすることを本研究の目的としている。 初年度(2020年度)は,プログラムで使用する教材の準備を進めるとともに,研究者が所属する大学の倫理審査委員会に研究計画書を提出し,2施設を対象に予備調査の第1段階に取り組む予定であった.しかしCovid-19の感染拡大により,研究対象施設の研究協力への内諾が得られず,研究方法が妥当かどうかも検討が必要な状況が続き,2021年度末に至るまで倫理審査申請が出来ずにいた. 3年目となる2022年4月現在もCovid-19の感染が継続しているものの,プログラム実施を可能にするいくつかの選択肢が挙げられ,研究協力施設の承諾が得られる状況となった.2022年度4月に研究者の所属する大学の倫理審査委員会への倫理審査の申請が終了し,5月に承認を得る予定である.6月以降に予備審査を実施していく. 今後は,4年目(2023年度)に予備調査をもとにプログラムの洗練化を行い,本調査のプログラムを完成させ,年度後半には本調査の倫理審査を受審する.承認後,本調査の研究協力依頼ならびに使用する教材の準備を行う.予備調査の結果は,学会で報告する.2023年度度内に研究協力の同意を得て,翌年本調査に取り組む準備を行う.5年目(2024年度)は5月より本調査を実施する.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
Covid-19の感染拡大により,研究協力の承諾を得ていた病院から,感染流行下での研究協力が難しいとの連絡があり進めることができなかったこと,また当初予定していた研究実施方法の再検討も必要となったため,予定より遅れた.
|
今後の研究の推進方策 |
プログラムの実施方法として,対面での研修を実施する計画ではあるが,Covid-19の感染状況によって対面の研修が難しい場合は,ZOOM等を用いた研修に変更する.研究協力施設のZOOMの活用の承諾も得られたため,研究遂行可能な状況になったと考える.
|
次年度使用額が生じた理由 |
令和2年度(2020年度),令和3年度(2021年度)は,Covid-19の感染拡大により研究が予定より遅れており,予備調査の実施に至っていないため,人件費,物品費等,使用していない.令和4年度(2023年)に予備調査実施予定のため,助成金を使用予定である.
|