研究課題/領域番号 |
20K19036
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
山本 伊都子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (50613262)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | クリティカルケア看護 / 看護師 / 看護実践 / 困難 / アセスメント指標 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、クリティカルケア看護の実践において看護師が直面する困難のアセスメント指標を作成し、作成したアセスメント指標をもとにクリティカルケアに携わる看護師に対するサポートへの示唆を得ることである。 クリティカルケア看護の実践における困難とは何かを明らかにするために、クリティカルケア看護の実践における困難を1つの概念と捉えて概念分析を行った結果、一時的にネガティブな結果となっても長期的にみた時にはポジティブな結果になる可能性が含まれる概念であることが明らかとなった。 この結果をもとに、クリティカルケア看護の実践における困難を把握するためのアセスメント指標の項目作成を進めてきた。臨床の状況を反映した指標の作成を目指しているため、当初はクリティカルケア看護に携わる臨床家の意見を聞きながら進めることを計画していたが、新型コロナウイルス感染症の状況から臨床家への研究協力依頼は難しいと判断し、文献検討および学術集会やテーマに関連するセミナー等に参加し情報収集に努めた。 文献検討や収集した情報からアセスメント指標となる項目を検討している中で、2020年以降、新型コロナウイルス感染症がクリティカルケア看護の実践やそれに携わる看護師に与えている影響についての報告がいくつかみられるようになってきた。その多くが質問紙調査であることから、具体的に実情を把握するのは難しく、看護実践における困難へ与える影響を捉えるに至っていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前年度に続き、新型コロナウイルス感染症の影響を受けていたクリティカルケアに携わる臨床家へ研究協力依頼は難しいと判断し、可能な方法でデータ収集に努めた。本研究の目指すアセスメント指標作成においては、臨床家からの意見は重要と考える。しかし、その機会を設けることができておらず、十分な検討に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症がクリティカルケア看護に携わる看護師の看護実践に与えた影響の実情を把握し、看護実践における困難のアセスメント指標を検討していきたいと考える。
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次年度使用額が生じた理由 |
参加を予定していた学術集会等は全てオンライン開催であったこと、臨床家へ研究協力を依頼できていないことから繰越金が生じた。新型コロナウイルス感染症の状況をみながら研究協力を依頼できるよう準備を進めていく。
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