研究課題/領域番号 |
20K19050
|
研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
宮田 知子 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (60812295)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
キーワード | 気分障害 / 家族機能 |
研究実績の概要 |
15名までのインタビュー調査を実施し、2023年12月に調査を終了した。 インタビュー内容について、気分障害患者家族の家族機能の変化、家族機能の変化に対する疲労・負担、対処行動、家族への支援の現状を質的に分析している。 現時点では7名の逐語録をまとめた。気分障害の発症に伴い生じる家族の対処行動と疲労・負担においては、家族自身の物事の捉え方、周囲の環境や疾患への理解度によって相違がみられた。 引き続き分析を進め、気分障害患者家族の家族機能の変化を明らかにしていく。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
7名までの分析を進めたため、残りの8名の逐語録を作成し、質的分析を進めている段階である。逐語録作成や、カテゴリー分析は精神看護学研究者のスーパービジョンを受け、ブラッシュアップしている段階にあり、最終的な結果のまとめに時間を要している。
|
今後の研究の推進方策 |
引き続き分析を進めて結果をまとめる。8名の逐語録を作成し、精神看護学研究者のスーパービジョンを受けながらブラッシュアップをしていく。計15名分の結果を最終的にまとめ、研究の成果を学会に発表、論文を投稿していく。
|
次年度使用額が生じた理由 |
質的分析を進めている段階にあり、データ分析のための委託料を検討している。また、2024年に成果の一部を発表する予定であるため、学会発表準備資金を計上する。
|