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2023 年度 実施状況報告書

乳がん患者が子どもに病名を伝える苦悩の体験

研究課題

研究課題/領域番号 20K19058
研究機関石川県立看護大学

研究代表者

瀧澤 理穂  石川県立看護大学, 看護学部, 助教 (00832932)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2026-03-31
キーワード乳がん / 親 / 子 / 告知 / 体験 / 対話 / 看護
研究実績の概要

子育て中のがん患者は、病気について子どもに話しても理解できない、子どもに不安を与えたくない、死についての話を避けたいなどの理由から子どもに自身の病名を伝えることを避ける傾向がある。しかし、患者が自己の病名を子どもに隠し通すには大変なエネルギーを要することになり、本来、治療や子どもの世話、家族とのコミュニケーションに向けるべき力を減らし、心身の負担が増すことが指摘されている。また子どもをもつがん患者のがん種類別でみると女性では乳がん最も多く、外科的治療による乳房切除や化学療法の副作用による脱毛などの外見的変化から子どもに病気を隠し通すことは難しい状況にある。
患者が子どもに病名を伝えていない状況の中で、その悩みにどのように対峙し、子どもと関わっているかといった患者の内的世界については解明されていない。さらに子どもに自己の病名を伝えることに悩むがん患者への支援に対して看護師が活用できる資料が乏しく、実践に苦慮していることが報告されている。
そこで本研究は、現象学的アプローチに基づき、子どもに病名を伝えることに悩む乳がん患者の悩みに焦点を当てた対話を行い、その患者の体験を明らかにすることを目的とした。
研究対象者は子ども(18歳未満)に病名を伝えることに悩む乳がん患者11名で、幼児期、学童期、思春期の子どもを1名~4名養育していた。個人分析および全体分析の結果、研究者との対話を通して、子どもに病名を伝える意思を示した乳がん患者と今は子どもに病名を伝えない意思を示した患者と2つのパターンが明らかとなった。
本年度は研究の結果を学会誌に投稿し、研究成果の一部を学会で発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

新型コロナウイルスの感染拡大の影響にて、研究協力者(医療者)の業務負担増大に伴う対象者の選定困難さや、研究協力施設(病院)への立ち入り制限があったため対象者の確保が難しい状況であった。しかし、オンラインでの面談を導入することにより、データ収集期間が予定より半年ほど延長した。 その結果、分析や論文執筆など全体の進捗に遅れが生じた。

今後の研究の推進方策

今年度は学術雑誌への論文掲載を目指す。

次年度使用額が生じた理由

次年度、研究論文を投稿するために英文校正費用や論文掲載費が必要となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 子どもに自己の病名を伝えていない乳がん患者の思いと子どもへの関わり方の工夫ー患者らしい子どもとの関わり方を見出した一事例からの考察ー2023

    • 著者名/発表者名
      瀧澤理穂,牧野智恵 , 井口雅史 , 灘村真希, 久野真知子
    • 学会等名
      第30回日本家族看護学会学術集会
  • [学会発表] 乳がん患者が子どもに自己の病気について伝えることを控える理由ー国内外の文献レビューからー2023

    • 著者名/発表者名
      瀧澤理穂,牧野智恵
    • 学会等名
      第43回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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