研究課題/領域番号 |
20K19070
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
紅林 佑介 新潟医療福祉大学, 看護学部, 講師 (10636559)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 統合失調症 / 認知機能 / 運動 / mobile Health |
研究実績の概要 |
統合失調症患者の社会復帰を進める上で認知機能を高める必要があり、その援助方法は少ない為、その開発が急務である。申請者は援助方法として運動に着目し、認知機能と関連する運動の強度は入院患者と外来患者では異なる為、運動プログラムは入院患者用と外来患者用を別々に開発する必要性を明らかにした。続いて入院患者用運動プログラムを開発し、認知機能の改善に成功した。本課題では外来患者用運動プログラムの開発を目指す。 入院患者とは異なり、外来患者では自宅で運動するための意欲を高める工夫が必要であり、申請者はモバイルツールを用いた方法に着目している。そこで本研究では、①モバイルツールを併用した外来患者用運動プログラムを開発し、介入実施の前後で②運動量と認知機能は高まったか、③参加者の主観的な効果を明らかにすることを目的とする。それを基に脱落者が少なく、臨床看護でも行いやすい外来患者用運動プログラムを提案することを目標としている。 本年では、現在行われている運動療法の文献レビューを進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本来は文献レビューと、研究協力施設との研究日程等の調整を進める予定であったが、新型コロナウィルスの蔓延により調整が滞っているためである。
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今後の研究の推進方策 |
介入調査は基本的に新型コロナウィルス感染症の状況に依るが、感染症が沈静化したのちに直ちに研究を開始できるように、文献レビューと研究デザイン設計を進めていく予定。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症の蔓延により研究スケジュールに遅延が生じたため。
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