• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実施状況報告書

看護師の「自殺に対する態度」を基盤とした自殺予防教育プロトコルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K19072
研究機関鈴鹿医療科学大学

研究代表者

武笠 佑紀  鈴鹿医療科学大学, 看護学部, 助教 (50759884)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードポストベンション / 自殺に対する態度 / 看護師
研究実績の概要

アンケート調査によって得られたATTSのデータから、探索的因子分析を参考に自殺に対する態度の構成因子を抽出した。その結果、「自殺の権利」「触れてはいけない事柄」「自殺は誰にでも起こり得る」「自殺の背景」「許されない行為」「予防の可能性」の6因子が抽出され、これらの自殺に対する態度が支援の必要性に与える影響の初期モデルを作成し、共分散構造分析を行った。解釈の妥当性と修正指数を参考に初期モデルを改善し、最終的なモデルの適合度は、GFI=0.9109、CFI=0.819、RMSEA=0.052を示し、すべてのパス係数は優位であった。看護師への支援の必要性には、直接効果として「自殺は誰にでも起こり得る」「触れてはいけない事柄」が有意なパス係数0.34, -0.65を示した。また、「触れてはいけない事柄」には、「自殺は誰にでも起こり得る」が起点となり、「自殺の背景」「自殺の権利」「許されない行為」「予防の可能性」を介在して影響を及ぼすことが明らかとなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

今年度、COVID-19が本研究に及ぼす影響は小さく順調に進められたが、昨年度までの影響によって研究計画時の予定からは遅れている。

今後の研究の推進方策

支援の必要性に及ぼす看護師の「自殺に対する態度」と自殺に対して抱く看護師の印象に関する研究成果から、自殺予防教育のプロトコルを協議・作成する。

次年度使用額が生じた理由

学会発表、プロトコルの作成における人件費等

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Postvention for Nurses Who Encountered Patients’ Suicides: Relationship Between the Need for Support and Nurses’ Attitudes Toward Suicide.2023

    • 著者名/発表者名
      Yuki Takegasa
    • 学会等名
      The 26th EAFONS
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi