常染色体劣勢遺伝の希少な早老症であるウェルナー症候群の方の足部形態や機能と潰瘍の実態やQOLを明らかにし、ウェルナー症候群の方潰瘍を予防することを目的として臨床調査を実施した。希少疾患で患者数が少ないため、アクセス可能な方全員に調査の打診をし、最終的に12名に対し調査を実施した。潰瘍がなく歩行可能な方から、足部全体が潰瘍化し、車いす生活を送っている方まで、さまざまな段階にある方の足の状態や歩行状態の調査を実施し、その足の持つ特徴を見出すことができた。そのうえで、潰瘍の好発部位、その関連要因等を明らかにすることができ、現在論文化を進めている。結果の一部は学術集会において、優秀演題賞を受賞した。
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