研究課題/領域番号 |
20K19090
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58060:臨床看護学関連
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研究機関 | 神戸市看護大学 (2022-2023) 京都大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
佐藤 隆平 神戸市看護大学, 看護学部, 准教授 (10752058)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 間質性肺疾患 / 家族 / 情報ニーズ / HRQOL |
研究成果の概要 |
本研究は、2つの目的で実施していた。第1に、外来通院の間質性肺疾患患者家族を対象に、患者とその家族、患者の長期酸素療法の有無により情報ニーズの様相が異なるかを調査した。解析対象は65名の患者とその家族であり、立場と長期酸素療法の有無によって情報ニーズの様相が異なっていた。第2に、Medical Outcomes Study 36-Item Short-Form Health Surveyを用いて、相談者の有無により間質性肺疾患患者の家族の健康状態に差があるかを比較した。解析対象は58名の患者とその家族であり、相談者の有無で健康状態に差は認められなかった。
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自由記述の分野 |
呼吸器内科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
第1の研究により、患者とその家族の情報ニーズは同じではなく、長期酸素療法の有無によっても情報ニーズの様相が異なることが明らかになった。臨床における医療提供者は、情報を受け取る側の立場、患者の状態に応じた適切な時期、必要な情報を考慮すべきであることが示唆された。第2の研究により、家族は健康状態が良い状態であり、相談者の有無でその家族の健康状態は左右されないことが分かった。これらの研究成果を踏まえ、今後は患者とその家族を支援する効果的な支援プログラムを構築する研究が望まれる。
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