• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

精神科のトラウマケアを向上するICTを用いた教育プログラムの開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K19095
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関千葉県立保健医療大学

研究代表者

加藤 隆子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (00794736)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードトラウマケア / 精神科 / 教育・支援プログラム / ICT
研究成果の概要

本研究では、日本の精神科領域の課題となっているトラウマケアについて、援助職者の実践能力を向上するために、ICTを用いた教育・支援プログラムを開発、実施した。トラウマ体験のある人と関わる援助職者の体験や教育・支援のニーズ調査、トラウマのある人の体験から、援助職者に対してどのような教育・支援が必要か明らかにした。その結果から、1)トラウマの基本的知識とケア、2)二次性外傷性ストレスとその予防、3)感情活用能力向上のための教育、という内容で動画を構成した。研究対象者は全体的にトラウマの知識が深まり、トラウマ体験のある人への関わりに向けて意欲が高まるといった肯定的な変化がみられていた。

自由記述の分野

精神看護

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本の社会的な問題となっている虐待は深刻なトラウマ体験となり、健全な心身の発達に影響を及ぼすことがわかっている。トラウマへの適切な支援が行われなければ、本人のみならず社会的損失は大きい。このようなトラウマ体験者への支援は困難であり、いまだ開発途上であった。本研究で開発したトラウマケアに関わる教育・支援プログラムは、援助職者が知識を獲得し関わりの姿勢について考え、実践を振り返る機会となっていた。本研究成果は、援助職者が当事者に効果的な支援を行うために貢献することができると考える。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi