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2021 年度 実施状況報告書

PCI後急性冠症候群患者の退院後うつ状態予測スクリーニング尺度の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K19096
研究機関横浜市立大学

研究代表者

土肥 眞奈 (菅野)  横浜市立大学, 医学部, 准教授 (50721081)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードうつ / カテーテル / 循環器 / 冠動脈
研究実績の概要

本研究ではPCI後ACS患者全員に実施可能な簡易な退院後のうつ状態予測スクリーニング尺度の開発とその有用性の検証を目的に調査を実施してきた。PCI後ACS患者の退院後うつ状態予測スクリーニング尺度案の作成として、申請者らの研究結果と他の先行研究に基づく項目案(尺度案1・2)作成し、尺度案1の項目数最小化を目指し、申請者、精神看護領域の研究実績のある研究者1名、循環器内科領域で臨床経験を積んだ看護師2名、職場でPCI後ACS患者のサポートをしている産業保健師1名、尺度開発の実績がある研究者2名の計7名で項目を検討し、退院後のうつ“予測”の観点で重要となる14項目を抽出(尺度案2)した。
尺度案2の予備調査としてPCI後ACS患者10名に、答えにくさやわかりにくい点を確認している段階である。今年度残りの期間で探索的因子分析、信頼性と妥当性の検討と正確度の検討のためPCI実施病院にてPCI後ACS患者約100名に作成した尺度と、妥当性の検討を目的にSAQ、さらにHADSと相関が高いZung(1965)のうつ状態自己評価尺度(Self-rating Depression Scale: SDS)の回答を依頼する予定であり調整は済んでいる。探索的因子分析の後は、妥当性の検討のためSAQ、SDSと尺度案3の相関を検証し、信頼性はクロンバックα係数を算出する。同対象者100名に対しPCI実施病院退院3か月後にHADSを調査し、ROC曲線作成によるカットオフ値設定と、感度や陽性反応的中度等の正確度を算出する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

COVID-19により実際の調査開始時期が遅れた。

今後の研究の推進方策

調査が開始しリクルートも始まっているため、今年度は予定通り進むと考えている。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19により調査開始時期が遅れ、R3年度後期になってやっとリクルートがはじまった。そのためR4年度に調査が進行する予定であり、それに伴った支出を予定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] PCI後急性冠症候群患者の退院後うつ状態予測スクリーニング尺度案の開発2021

    • 著者名/発表者名
      土肥眞奈、坂本優子、叶谷由佳
    • 学会等名
      日本循環器看護学会

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公開日: 2022-12-28  

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