研究課題/領域番号 |
20K19102
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研究機関 | 神戸市看護大学 |
研究代表者 |
高山 良子 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (30582704)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | がんサバイバー / がんサバイバーの家族 / がんと付き合う力 / パートナーシップ |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、がんサバイバーと家族員のがんと付き合う力を促進する看護援助を明らかにし、がんサバイバーと家族員の二者間への介入をベースにした看護援助モデルを開発することである。この目的を達成するために、2020年度は、①国内外で開発されているがんサバイバーと家族員への介入をベースにした看護援助内容とその効果を明らかにするために文献レビューを行う。②がんサバイバーと家族員のがんと付き合う力を促進する看護実践に関する質的記述研究の計画書作成などを予定していた。 しかし、COVID-19の影響により、研究に着手することが困難な状況が続き、2020年は①の関連文献のレビューしかできなかった。文献レビューの結果、がんサバイバーと家族員の二者間に対する看護介入に関する文献は0件であった。国外の文献レビューを行うために、CINAHLおよびMEDLIMEを活用し文献レビューを行った。国外ではがんサバイバーと家族に対するユニットケアプログラムも開発されており、がんサバイバーと家族員の二者間への介入に関する文献がいくつか見られた。 2021年度は、システマティックレビューもしくはスコーピングレビュー法を用いて文献レビューの成果発表を行う。次に、②の質的記述研究に関して、倫理審査の承認を得て、データ収集および分析を計画している。また、看護援助モデルの参考として、Northouseらが開発したamily-based FOCUS programについて知見を得ていくことを考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の影響により研究を実施する余裕がなく、COVID-19の状況かにおいて実施可能な文献レビューしかできなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
①文献レビューの成果発表(論文投稿) ②がんサバイバーと家族員のがんと付き合う力を促進する看護実践に関する質的記述研究の計画書作成、倫理審査、データ収集を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年はCOVID-19の影響により研究を実施する余裕がなかった。そのため、予定していた研究費を使用していない。2021年は2020年の実施できなかった研究の準備及び実施を行う。
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