研究課題/領域番号 |
20K19106
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研究機関 | 新潟県立看護大学 |
研究代表者 |
佐々木 三和 新潟県立看護大学, 看護学部, 准教授 (40450001)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 境界性パーソナリティ障害 / 訪問看護師 / 支援プログラム |
研究実績の概要 |
令和4年度には、訪問看護師を対象に半構成的インタビュー調査を開始し、地域で生活するBPD者へどのような困難を抱えやすいのか、その実態(困難とニーズ)を明らかにする予定であったが、コロナ禍で対象者の研究協力を得ることが困難な状況であった。 そのため、境界性パーソナリティ障害者が地域でどのような支援を受けているのか、その実態を明らかにし、研究への基礎的な知見を得ることにし文献レビューを行った。調査対象は、境界性パーソナリティ障害者への地域における支援に言及している文献で2022年12月までに発行されたものとした。文献の検索には、医学中央雑誌Web版とCiNii Articlesを用い、キーワードを「境界性パーソナリティ障害 or 境界性人格障害」and「地域」and「支援」とした。医中誌Web版による検索では、会議録を除いて22の文献が抽出された。また、CiNii Articles による検索では、17の文献が抽出された。これらは重複を除くと合計37件であった。収集した文献は学術論文だけでなく、ハンドサーチも含めて幅広く収集したが、その多くは境界性パーソナリティ障害の理解と支援のあり方、症状に対する治療やその対応、また家族支援等についての解説・特集であり、境界性パーソナリティ障害者への地域における具体的な支援の内容に言及した文献は限られており、事例研究5件であった。本結果を第82回日本公衆衛生学会総会で発表する予定である。 今後は、境界性パーソナリティ障害者への地域における支援の実態について、海外の先行研究を追加して文献レビューすることでプログラム作成に関する知見を得ていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルスの影響により、研究の対象者の協力を得ることが困難な状況であった。また、該当する研究対象者が非常に少ないことも遅れている一因である。
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今後の研究の推進方策 |
訪問看護師に及んでいた新型コロナウィルスの影響はまた残っているが、研究協力を得てインタビューを進めて行く計画である。 また、境界性パーソナリティ障害者への地域における支援の実態について、海外の先行研究を追加して文献レビューすることで今後のプログラム作成に関する知見を得ていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルスの影響により、研究対象である訪問看護師の研究協力を得ることが困難でり予定していた調査が実施できなかった。
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