研究課題/領域番号 |
20K19148
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
藤方 小弥香 (鈴木小弥香) 東京女子医科大学, 看護学部, 非常勤講師 (60613289)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 中堅助産師 / キャリア発達 / 組織内キャリア |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、組織や管理職が捉える中堅助産師像とは何か、中堅助産師個人が捉える中堅助産師像とは何か、組織と個人の両側面から中堅助産師のキャリア像の齟齬を明らかにし、中堅助産師にとって必要な組織内キャリア発達に対する支援を考える基礎的資料とすることである。 本年度も昨年度に引き続き、研究倫理審査委員会に研究計画書を提出し、研究倫理審査委員会からの承認が得られることを目指した。その理由としては、昨年度に研究代表者が所属する研究機関の研究倫理審査委員会に研究計画書及び資料を提出し、倫理審査を申請したが、「人を対象とする生命科学・医学系研究には相当しない」という結論によって倫理審査の対象にならず、外部倫理審査へ依頼することをすすめられる結果となったためである。 よって、今年度は、研究倫理審査を依頼する学会を検討し、研究倫理審査を依頼する学会への入会申込を行った。学会への入会に審査を要するため、入会の承認が得られるまでの間に、倫理審査申請に必要となる書類(研究倫理審査申請書、研究計画書、研究協力依頼書、説明同意文書、質問紙、インタビューガイドなど)を再度作成しなおし、研究倫理審査の準備を進めた。研究倫理審査を依頼する学会への入会承認が得られ、本研究の倫理審査を依頼した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度、所属研究機関の研究倫理審査委員会にて倫理審査の対象にならず、外部倫理審査へ依頼することをすすめられる結果となった。そのため、研究倫理審査を依頼する学会の検討が必要になったこと、研究倫理審査を依頼する学会への入会申込と入会に審査を要したこと、倫理審査の申請に必要となる書類(研究倫理審査申請書、研究計画書、研究協力依頼書、説明同意文書、質問紙、インタビューガイドなど)を再度作成する必要があったことにより、遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
次年度以降、倫理審査の結果が出るまでの間に、作成した質問紙とインタビューガイドを用いたプレテストを実施する。また、質的データ分析支援ソフトを購入すること、質的データ分析支援ソフト入手後に使用方法の確認と合わせて、実施したプレテストのデータを用いてデータ分析を実施する。倫理審査で承認が得られたら、所属研究機関に研究実施許可を得るために必要な書類(研究実施許可に関する届出書、審査結果通知書、承認を受けた最新版の申請書類一式、利益相反自己申告書)を提出する。所属研究機関から、「研究実施許可書」の発行・承認日をもって研究開始となるため、それまでの間に、研究依頼書を発送できるように、研究協力を依頼する施設の抽出と書類発送の準備をする。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度も昨年度と同様、所属研究機関の倫理審査委員会では倫理審査の対象にならず、外部倫理審査へ依頼することとなり研究に滞りが生じたため次年度使用額が生じた。 今年度中に外部倫理審査への依頼を実施したので、次年度は倫理審査費用がかかること、質的データ分析支援ソフトの購入、研究を依頼する施設への研究依頼書の発送、研究協力者への謝礼の準備、質的分析関係の参考書購入等に費用を要するため、使用していく予定である。
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