研究課題/領域番号 |
20K19164
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
赤川 祐子 (阿部祐子) 秋田大学, 医学系研究科, 助教 (10770117)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | がん治療中の親 / 学校教員 / 子ども |
研究実績の概要 |
本研究では、秋田県の学校現場におけるがんの親をもつ子どもへの支援の現状を明らかにし、学校との情報共有会等により、現実的な学校―医療協働支援の開発をする。秋田は教育県であるため、開発された支援は全国的なモデルになり、社会的波及効果は高いと予測される。 令和2年度の予定としては、質問紙調査によりがんの親をもつ子どもへの支援経験に関連する教員背景を明らかにすることであった。研究協力者と共に研究計画のディスカッションを行い、研究計画のブラッシュアップをした。しかしながら、質問紙内容の吟味と調査の対象者への倫理的配慮の検討に時間を要しており、実際の調査には至っていない。 質問紙の吟味と同時に、システマティックレビューを行っている。レビューを行うにあたり、The Japan Centre for Evidence Based PracticeのセミナーJBI-CSRTP(Comprehensive Systematic Review Training Program)を修了した後、PROSPEROに計画The experience of the elemantary schoolstaffs and the effectiveness of an intervention to support children with parental cancer: A mixed methods systematic revieww protocolを投稿した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
質問紙調査の対象への倫理的配慮の検討に時間を要している。また、コロナ禍による影響で研究協力者とのミーティングの機会が減少してしまったことも研究進行が遅れる一因であった。
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今後の研究の推進方策 |
秋田県の学校現場におけるがんの親をもつ子どもへの支援の現状を明らかにするため、質問紙調査を行う。そのため、前年度に引き続き質問紙の吟味をし、実行する。 調査によって得られたデータは、本研究に関連が深い学会(日本がん看護学会など)にて発表し、データ分析ならびに研究結果の考察をより深める。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究の進捗に遅れが生じたため。 さらに、コロナ禍により学会がリモート開催となり出張費用の負担がなくなり、当初予定していた外部講師を招いての研修も中止になったため。
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