研究課題
若手研究
(1)文献検討を行い、NICUフォローアップ外来において看護師が食事指導や育児指導を実施していることが報告されていたが、具体的な支援内容や支援方法は分からなかった。(2)実際の支援場面のフィールドワークを行い、専門職者が親と情報共有しながら子どもを包括的に捉え、離乳の進め方を共有していることが分かった。また、親が困っていることに関して一方的に指導するのではなく、親の懸念点を探りながら親が安心できる方法に修正し、親の意思を尊重していた。
小児看護学
本研究では、NICUフォローアップ外来における低出生体重児の授乳・離乳に関する看護師の支援を検討することを目的に、支援に関する文献検討とフィールドワークを行った。その結果、看護師によるFamily-Centered Careの概念に基づく支援の示唆が得られた。しかし、多職種によって子どもを包括的に捉える難しさが示唆され、様々な支援場面で活用できるスクリーニング方法を検討する必要がある。また、親とのパートナーシップを構築する上で、今後は離乳期における親の経験の明確化も必要だと考える。