研究課題/領域番号 |
20K19180
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
小田 梓 公立小松大学, 保健医療学部, 助教 (60845931)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | CGM / 睡眠 |
研究実績の概要 |
研究の第2段階である、課題①「1型糖尿病をもつ小児の血糖-睡眠モニタリングによる夜間低血糖の予測」に関して、令和2年11月所属研究機関の倫理審査に申請し承認を得た。また、分析方法の検討と比較のため、課題①と同様の目的・方法をとる、課題②「2型糖尿病成人の血糖-睡眠モニタリングによる夜間血糖変動の予測」を同様に令和3年3月倫理審査に申請し承認を得た。引き続き第1段階のインタビューによる研究に関して計画し、倫理審査に申請していく予定である。 課題②に関し、対照群に設定した健康成人に対して血糖-睡眠モニタリングを行った。対象となったのは30代~50代の男性1名女性2名であり、Continuous Glucose Monitoring(CGM)によるのべ76日間の持続血糖測定、睡眠脳波計SLEEPSCOPEによる9晩の睡眠測定を行った。睡眠測定により連続したデータとして、睡眠ステージ、ベータ波、シグマ波、アルファ波、シータ波、デルタ波、ベータ値が得られた。これらをグラフ化し、血糖変動データと重ね合わせた。睡眠前後の血糖変動についても検討する予定であるが、現在は血糖変動時の脳波について、その特徴と一致点を探索している段階である。 同時に当該研究の基盤となる研究である、課題③「Profiling of sleep models based on voluntary and involuntary sleep in adults with type 2 diabetes」がAdvanced Technologies & Treatments for Diabetes 2021にてポスター発表に採択され、6月に発表する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの感染拡大により、医療機関に研究協力の依頼ができていない。代替案として、研究の第1段階であるインタビューを取りやめ、第2段階の血糖-睡眠んモニタリングに進んだ。
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今後の研究の推進方策 |
COVID19の収束までは、健康成人を対象とした血糖-睡眠モニタリングの研究を進めていく。オンライン学会にて研究成果を発表していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
COVID19の拡大により、研究活動が進まなかった。測定機器をアクチグラフから睡眠脳波計に変更した。
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