本研究により、プログラムを開発し、タンザニア農村部での妊婦健診で保健指導を担当している看護職を対象に、(1)妊娠期の身体症状の知識と、看護職との会話を促すための視聴覚教材と、(2)妊娠期の症状の知識に関する質問紙の内容妥当性と表面妥当性の検証した。プログラムで使用する教材は、先行研究と事前調査から、プログラムの目的を達成できるよう教材動画、ボードゲーム教材を開発した。結果として、プログラム内容は、現地の妊婦を対象をしたものになっており、理解しやすいとの評価を得た。また改善点として、教材動画での解説の速度が速いこと、学習に集中できるようなプログラム実施場所の検討が課題となった。
|