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2022 年度 研究成果報告書

PICUに入室しているこどものセルフケア能力の変化に着目した看護支援モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19195
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関関西医科大学

研究代表者

西川 菜央  関西医科大学, 看護学部, 助教 (60826890)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード小児集中治療室 / 看護 / こどもセルフケア看護理論 / セルフケア
研究成果の概要

小児集中治療室(以下、PICUとする)に入室するこどものセルフケア能力の変化のプロセスとそれに対する看護の実態調査を行うことで、こどもはPICUにおいて「自身の安全を確立する」ことや「身体のコントロール機能」を優先して満たそうとしていることがわかった。看護師はPICUにおいてこどもがこれまでに培ってきた身体のコントロール機能が正常から逸脱した際に、それを取り戻そうとするこどものセルフケア能力・セルフケアにも着目し、こども自身がセルフケアの行動・行為を正常化していくことができるよう支援していく必要がある。

自由記述の分野

小児看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、こどもは重篤な状態にあっても主体的に能力を行使し、正常性を取り戻そうとしている存在であることが明らかにした。これは、これまで身体の安寧に主眼が置かれてきた小児集中治療の看護において、こどもが全ての支援を必要としている存在ではなく、こどものもつセルフケア能力を活かした存在であることを認め、その能力を活かした支援へと変換することができる学術的な意義がある。そして、集中治療の場においても、こどもが主体的にこどもの心身機能の安定と生活を維持していく権利を保持する社会的な意義がある。

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公開日: 2024-01-30  

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