小児集中治療室(以下、PICUとする)に入室するこどものセルフケア能力の変化のプロセスとそれに対する看護の実態調査を行うことで、こどもはPICUにおいて「自身の安全を確立する」ことや「身体のコントロール機能」を優先して満たそうとしていることがわかった。看護師はPICUにおいてこどもがこれまでに培ってきた身体のコントロール機能が正常から逸脱した際に、それを取り戻そうとするこどものセルフケア能力・セルフケアにも着目し、こども自身がセルフケアの行動・行為を正常化していくことができるよう支援していく必要がある。
|