県内の病院看護師を対象に退院支援を担う看護師の育成教育プログラムを5年間続け、一定の成果を上げている。一方で課題もある。①実習という形態を組み入れるにあたっての調整の煩雑さ②病院業務が多忙な看護職にとって少人数の派遣にならざるをえないこと③全体に浸透するには継続と時間が必要であること④修了後の経験の蓄積に関する課題などである。本研究は、地方大学が中心になって行ってきた1県内での研修プログラムを、①~④の主な課題に対応すべく、地域や病院の実情に応じて使用可能な形にパッケージ化し、病院における地域完結志向の普遍化を目指すものである。
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