脳卒中後には複数の機能障害・症状を併発しやすく、それらが適切にマネジメントされないことで、更なる機能低下・症状悪化、医療・介護費の増大を招く実態がある。それを回避するためには、患者が主体的に療養生活上の課題に対処できるよう、セルフマネジメントスキルの獲得を支援する必要がある。現在、脳卒中後のセルフマネジメント介入のエビデンスは十分に構築されていない。 本研究は、脳卒中後のセルフマネジメント支援におけるエビデンスの構築において意義がある。また、本プログラムを通して、患者のセルフマネジメントスキルの獲得、脳卒中の再発・重症化予防、QOLの向上に寄与できる。さらに、医療経済効果が期待できる。
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