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2022 年度 実施状況報告書

ケイパビリティの視点による保健師のコミュニティグループ支援ガイドラインの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K19224
研究機関東邦大学

研究代表者

植村 直子  東邦大学, 健康科学部, 講師 (90510347)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードケイパビリティ / 保健師 / 住民組織 / 自主グループ
研究実績の概要

本研究は、ケイパビリティの視点によるコミュニティグループ支援についての看護実践能力の具体的内容を明らかにし、保健師がコミュニティグループ支援に取り組む際の心構えや方向性を持ち取り組んでいくためのガイドラインを提示することを目的とする。
第1段階では、ケイパビリティに着目して文献検討し、成果を学会発表した(Naoko Uemura, Misako Miyazaki. Characteristics of public health nurses capability to support community organization. 26th EAFONS,2023.3)。
第2段階では、文献検討で整理したケイパビリティに基づく看護実践能力の内容を基に、コミュニティグループ支援に取り組んだ経験を持つ実務経験10年以上の保健師にインタビュー調査を実施するため、倫理審査の承認を得た。研究対象者を選定、協力を得るのに難航したが、2023年6月より調査実施する予定である。調査準備段階として、コミュニティグループの支援と関連して、住民個々へどのように保健師が支援しているのか、その特性を明らかにするための文献検討を実施し論文発表した(熟練保健師の個々の住民への支援技術の特性-ケイパビリティの概念に基づく分析-.健康科学ジャーナル第6巻,2023.1受理)。
インタビュー調査では、研究対象者がコミュニティグループ支援に取り組む際に直面した様々な課題や困難についての出来事をたずね、それらの出来事に対してどのように考えたのか、また、どのようにアイデアを見出し、創意工夫し状況を乗り越えたのかを聞き、コミュニティグループ支援ガイドラインを構成する具体的な項目を示しガイドライン案を作成する。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

協力を得られるインタビュー対象者の選定に時間を要したため。2023年6月に調査協力の承諾を得た施設があるため、順次行政所属の保健師にインタビューを実施する予定である。

今後の研究の推進方策

今後は、研究対象者がコミュニティグループ支援に取り組む際に直面した様々な課題や困難についての出来事をたずね、それらの出来事に対してどのように考えたのか、また、どのようにアイデアを見出し、創意工夫し状況を乗り越えたのかを聞き、コミュニティグループ支援ガイドラインを構成する具体的な項目を示しガイドライン案を作成する。

次年度使用額が生じた理由

インタビュー調査の実施が2023年度となったため、インタビュー調査に関する旅費、謝礼等を計上する。また、インタビュー調査に続き、デルファイ調査に関する費用を計上し、実施する計画である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 熟練保健師の個々の住民への支援技術の特性 -ケイパビリティの概念に基づく分析-2023

    • 著者名/発表者名
      植村直子
    • 雑誌名

      健康科学ジャーナル

      巻: 6 ページ: 2023.1accept

    • 査読あり
  • [学会発表] Characteristics of public health nurses capability to support community organization2023

    • 著者名/発表者名
      Naoko Uemura, Misako Miyazaki
    • 学会等名
      26th East Asian Forum of Nursing Scholars
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

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