外国から移住した家族の子どもの学校での困難感は、言語に関することでは、コミュニケーションの困難、対人関係構築の困難、学業上の困難が特定され、さらに差別や仲間はずれの体験、被いじめに関する困難が特定された。性的対象者を対象とした調査では、学校での困難感として自分のアイデンティティを守ること、本当の自分を表現できないこと、差別や虐待を感じることのテーマが特定された。自分らしさの表現ができないことを苦痛に感じる一方で、自分らしさやアイデンティティを守ろうとする反応として困難を感じていることが推察された。外国人を対象とした調査同様、少数者は差別や虐待といった困難な体験に関連すること明らかになった。
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