| 研究課題/領域番号 |
20K19284
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| 研究機関 | 目白大学 |
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研究代表者 |
永井 智子 目白大学, 看護学部, 専任講師 (00735582)
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| 研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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| キーワード | 家族支援 / 乳幼児 / 転入者 / 地域看護学 |
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、転入した乳幼児をもつ家族への保健師による生活支援モデルを構築することである。2020年度は、基礎調査である文献検討とインタビュー調査の準備を行った。文献検討では、自治体が行っている転入者支援、子育て世代の転居に関する状況、乳幼児を育てる家族の転入における課題等を中心に内容を把握した。文献は、地方移住に関するもの、移住の要因や受け入れ対策、地域再生に関するものが多く、自治体や民間組織が地域の活性化に向けて、移住者に対して行っている取り組み等を示したものが多かった。転入者に向けた子育て支援では、補助金に関する内容や子育て支援を充実させることで移住者の増加を目指す取り組み等が行われているが、転入した乳幼児を育てる当事者の経験や家族の転勤等でやむを得ず転居するケースに関する支援についての報告は少ない結果であった。
さらに文献検討の結果を参考に、「乳幼児を連れ転居した母親の経験と思い」というテーマでインタビュー調査を計画した。0歳から就学前の児を育てる母親を対象とし、転居における経験やその時感じた思い、必要だと感じた支援等を質的記述的に分析する予定である。所属機関の研究倫理審査委員会の承認（20医‐020）を得て、現在、研究協力者のリクルートを進めている。COVID‐19の影響により、対面でのインタビューが難しく、ICTを活用した方法も含めて予定している。2021年度は、インタビューと分析を進め、転居に伴う乳幼児の母親の経験と思いを明らかにし、学会発表や論文作成を行っていく予定である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID‐19の感染拡大に伴い、遠隔授業準備等の教育にかかるエフォートが増加した。また、インタビュー調査の研究協力者のリクルートに難航した。
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| 今後の研究の推進方策 |
研究計画は変更することなく継続する。COVID－19の感染拡大状況に合わせて、研究方法等を検討しながら進める。
2021年度はアルバイトを雇用し、事務的な処理を効果的に進める。また、インタビューと分析を行い、転居に伴う乳幼児の母親の経験と思いを明らかにし、学会発表や論文作成を行う予定である。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
2020年度は、COVID‐19の感染拡大により、在宅勤務や感染予防対応等からアルバイト雇用ができず、人件費の支出がなかった。また、学会がオンラインとなり、旅費等が生じなかった。2021年度はアルバイト雇用やそれにかかる環境整備等で人件費や物品費等を使用する予定である。また、「第24回日本地域看護学会学術集会」「第10回日本公衆衛生看護学会学術集会」等の参加費の支出が必要である。
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