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2023 年度 実施状況報告書

転入した乳幼児をもつ家族への保健師による生活基盤支援モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K19284
研究機関目白大学

研究代表者

永井 智子  目白大学, 看護学部, 専任講師 (00735582)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード母子保健 / 転入者支援 / 保健師
研究実績の概要

本研究は、転居を経験した乳幼児を育てる家族を対象に、保健師による生活支援モデルを構築することを目的に進めている。2022年度より継続して「乳幼児を連れ転居した母親の経験と思い」に関する質的記述的分析を行った。2023年度は、分析結果を論文としてまとめ、学術雑誌への投稿の準備を進めた。また、さらなる文献検討や学会等での最新の知見を得る中で、災害(地震、津波、水害、放射線事故)等によって予期せぬ転居となった場合において特有の困難があることが推察された。保健師による生活支援モデルを構築するにあたって、乳幼児と共に災害等で予期せぬ転居を経験した家族への支援についても内容に取り入れたく、追加の調査も視野に入れ、2024年度も継続して検討していく予定である。
また、全国の自治体に対し、乳幼児と共に転入者した家族への支援の実態を調査する質問紙調査の準備を行った。質問紙の回答は、自治体の保健師責任者に依頼する予定である。質問紙調査の内容は、基礎調査(文献検討とインタビュー調査)を参考に、回答者の個人属性、自治体の属性、自治体の転入者支援の具体的な内容、転入者支援を促進・阻害する組織の要因を探索するための質問項目を設定した。質問紙の作成や発送先のリストの作成に時間がかかり、2023年度に実施することができなかったが、目白大学医学系研究倫理審査員会の承認を得ており、2024年度に継続して実施していく予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

質問紙調査の作成や発送先リストの作成に時間を要したため。

今後の研究の推進方策

「乳幼児を連れ転居した母親の経験と思い」に関する質的記述的分析を学術雑誌へ投稿する。また、質問紙調査については、目白大学医学系研究倫理審査委員会の承認を得ており、一部業者に委託して、計画的に実施する。

次年度使用額が生じた理由

当初、質問紙調査を2023年度に実施予定であったが、準備に時間を要し、2024年度に実施する予定である。
質問紙調査は、個人情報の保護に関する誓約を交わした上で、一部、業者を使用する予定である。業者への委託料、郵送にかかる費用、アルバイトの人件費、文房具等の消耗品等の費用が必要となる。

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公開日: 2024-12-25  

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