筋力増大及び筋肥大を目的とするレジスタンス運動でのコールドパック利用が、急性効果として筋組織内低酸素及び電気的筋活動を、長期効果として筋力増大及び筋肥大を促進するか否か検証した。急性効果については、深部組織温の低下、筋組織内Oxy-Hb/Mbレベルの低下、電気的筋活動の上昇に作用した。長期効果については有意な筋横断面積の増大が認められた。筋力については8週間レジスタンス運動を行った全対象者の等尺性収縮力と120度/秒等速性収縮力が有意に増加した。これらの結果より、コールドパックを利用したレジスタンス運動は筋横断面積及び筋力増大に有効な方法であることが確認できた。
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