研究課題/領域番号 |
20K19331
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 神戸国際大学 |
研究代表者 |
中西 亮介 神戸国際大学, リハビリテーション学部, 講師 (60807238)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | インスリン抵抗性 / 肥満 / 骨格筋 / ミトコンドリア / 筋内脂肪 / 交流磁気刺激 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、高脂肪食由来の2型糖尿病モデルマウスに対して60Hz交流磁場照射が筋内脂肪蓄積を低減させインスリン抵抗性を改善することで血糖値の上昇を抑制するかを明らかにすることである.16週間の高脂肪食摂取により遊離脂肪酸値の上昇と筋内脂肪の蓄積が認められた.その結果,インスリン抵抗性ならびに血糖値が上昇した.一方で交流磁場照射を行うことで骨格筋内のミトコンドリア代謝の活性化とともに,それらに関連するタンパク質発現量が増加した.以上の結果から60Hz交流磁場照射は高脂肪食由来の筋内脂肪蓄積を予防することでインスリン抵抗性を改善し,血糖値の増加を抑制する可能性を示唆している。
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自由記述の分野 |
リハビリテーション科学、健康科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
骨格筋内の脂肪蓄積はインスリン抵抗性を増加させ,血糖値を上昇させる.その結果,更なる疾患を誘発する.一方で継続的な運動は筋内脂肪蓄積の改善に効果的であるが,肥満や糖尿病患者は身体的,精神的要因により運動継続が困難であることが報告されている.本研究では交流磁場の照射が運動を伴わずミトコンドリア代謝を上昇させ、筋内脂肪蓄積を予防することが明らかになった.その結果,インスリン抵抗性を改善し,血糖の上昇を抑制させる.これらの結果から交流磁場を照射することで運動と同様に筋内脂肪蓄積の予防を介してインスリン抵抗性の改善ならびに血糖値の上昇を抑制することができる有益な治療戦略となることが期待できる.
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