研究課題/領域番号 |
20K19347
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
中丸 宏二 東京都立大学, 人間健康科学研究科, 客員研究員 (90855082)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 呼吸機能不全 / 運動器疾患 / 日本語版質問票 / 呼気終末二酸化炭素濃度 / 呼吸パターン |
研究実績の概要 |
本研究では呼吸機能不全用の質問票を日本で使用できるようにするために、the Self Evaluation of Breathing Symptoms Questionnaire (SEBQ)を日本の文化に適した内容に翻訳し、日本語版SEBQの暫定版を作成した。その暫定版を運動器疾患患者に回答してもらう予備テストを行うことで表面的妥当性や内的整合性を検討し、問題点を修正して正式な日本語版を作成した。今後は対象人数を増やしたフィールドテストを行い、日本語版SEBQの信頼性・妥当性を検討する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年度の研究計画であった暫定的な日本語版SEBQを作成し、それを用いた予備テストを行った。
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今後の研究の推進方策 |
今後は日本語版SEBQを器疾患外来患者150名に回答してもらうフィールドテストを行い、日本語版SEBQの信頼性・妥当性を検討する。また、カプノグラフィーを用いた呼気終末二酸化炭素濃度の測定と呼吸パターンの評価も行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
発注を予定していた物品がコロナウィルス感染症の影響で入手困難となった。次年度には入手可能であるとの連絡を受けている。次年度は昨年度に入手できなかった物品の購入、データ収集・処理を依頼することで生じる人件費・謝金、学会発表による旅費、論文執筆による翻訳・校閲料、プリンタ関係消耗品などに使用する予である。
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