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2022 年度 研究成果報告書

高齢心不全患者のICFに基づいた生活行為障害モデルの確立と新しい介入手法の検証

研究課題

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研究課題/領域番号 20K19378
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59010:リハビリテーション科学関連
研究機関広島大学

研究代表者

塩田 繁人  広島大学, 病院(医), 作業療法士 (30809025)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード生活行為 / 質的研究 / ADL / IADL / ICF / 障害モデル / 心不全 / 高齢者
研究成果の概要

本研究では高齢心不全患者のICFを用いた生活行為障害モデルを確立し,生活行為に焦点を当てた新しいリハビリテーション手法を開発・検証することを目的に慢性心不全患者4例を対象にインタビュー調査を実施し,SCAT(Steps for Cording And Theorization: 大谷 2007)を用いて質的分析を行った.慢性心不全患者は買い物や掃除,更衣,他者の介護,洗濯などの生活行為が障害されており,用具や方法の工夫,家族の支援,保健サービスによって対応していることが明らかとなった.さらに,健常者を対象に心拍出量計を用いて検証し,生活行為中に心拍出量が減少することが明らかとなった.

自由記述の分野

作業療法学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は心不全患者の生活行為障害に焦点を当て,質的研究を用いて障害構造をICFコードで解明した点が新規的である.本研究で作成したガイドブックを用いることにより,心不全患者の指摘範囲での身体活動量の維持とQOL向上に繋がる可能性がある.また,過活動や低活動の予防により,再入院やフレイル・要介護状態といった健康状態の悪化を防ぐことに繋がるため,医療費・介護費の抑制に繋がることが期待できる.

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公開日: 2024-01-30  

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