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2020 年度 実施状況報告書

人工膝関節置換術後リハビリテーションにおけるエビデンスプラクティスギャップの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20K19425
研究機関順天堂大学

研究代表者

飛山 義憲  順天堂大学, 保健医療学部, 准教授 (10756927)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
キーワード人工膝関節置換術 / リハビリテーション / エビデンスプラクティスギャップ / Quality indicator / 標準化
研究実績の概要

本研究では人工膝関節置換術前後に標準的に行われるべきリハビリテーションの指標となるQuality indicatorを作成し、作成したQuality indicatorの実施状況を検証することを目的とし、2020年度にはQuality indicator候補作成のために用いるガイドラインやシステマティックレビューを決定する作業を行った。
まず人工膝関節置換術前後のリハビリテーションに関するガイドラインやシステマティックレビューを検索するため、Pubmed、PEDro、CINAHL、NHS Evidence、医中誌のデータベースにおいて'total knee arthroplasty', 'total knee replacement', 'rehabilitation', 'exercise', 'physical therapy', 'postoperative care', 'treatment', 'guideline', 'practice guideline', 'quality indicator', 'delphi technique', 'systematic review'の検索語を用いて検索を行った。 その結果、1783件の論文が一次スクリーニングの対象となった。一次スクリーニングでは独立した2名の評価者がスクリーニングを行い、その結果1493件の論文を除外し、さらに重複した58件を除外した232件を二次スクリーニングの対象として取り込んだ。二次スクリーニングにおいては2名の評価者による独立したスクリーニングの後、一致しないものについては議論を行い、51件の論文を除外し、最終的に181件の論文を採用した。その後、181件の論文を詳細に検討し、Quality indicator候補となるリハビリテーションについて検討を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

一次スクリーニング、二次スクリーニングに向けた打ち合わせ会議を実施する予定であったが、新型コロナウイルス感染症対策のため対面での会議を取りやめ、オンラインでの会議を行った。これらの予定を変更したことから研究の進捗についてやや遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

本研究ではQuality indicator候補の作成後、専門家評価委員を集めた会議を重ねてQuality indicatorを決定するが、新型コロナウイルス感染症の流行状況を鑑み、今後の会議についてもオンラインで実施する環境を整え、速やかに推進させる予定である。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナウイルス感染症の流行状況により移動が制限され、Quality indicator候補作成のための一次スクリーニング、二次スクリーニングに向けた打ち合わせ会議を実施することができず、旅費や謝金への使用が遅れている。今後の会議についても移動が制限されることが予想されるため、オンライン会議の環境整備に使用する予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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