研究課題
若手研究
脳の疾病や外傷により、脳が損傷することで高次脳機能障害が後遺する場合がある。記憶障害、注意障害、遂行機能障害、社会的行動障害など多彩な症状を呈することが知られているが、その根本的な治療法は未だにない。本研究では高次脳機能障害の新たな治療として、カルニチン補充療法に着目した。今回の調査ではカルニチン欠乏症を呈する患者はおらず、補充療法の実施には至らなかったが、今後も調査を継続し、カルニチン補充療法が高次脳機能障害に対して有効であるか検討を継続する。
リハビリテーション医学
本研究では高次脳機能障害者の脳の血流の変化と症状や紙面での検査結果の推移を調査し、検討を行った。症状や検査結果の改善と脳の血流の改善について一定の相関があることがわかり、新たな知見として学術誌へ論文として投稿し、掲載された。