研究課題
FASH日本語版の妥当性検証に関しては、再度原案者とコンタクトを取り、FASH日本語版の妥当性、信頼性の検討のための研究計画を作成し、倫理委員会からの承認を得た。具体的には、スポーツ医科学を専門とする医療従事者、指導者、研究者(専門家)およびハムストリング肉ばなれを受傷しスポーツ活動を制限している選手またはハムストリング肉ばなれの既往を有する選手(肉ばなれ受傷・既往者)に対して、日本語版FASHへ回答してもらった後に集団または個人面接にて半構造化インタビューを行う。2024年度より順次研究を開始している状況である。期間内に成果を出すことはできなかったが、今後も研究を続け成果を報告していく。また、前年度に実施した以下の研究に関して、論文化し国際誌に採択された。・ノルディックハムストリングの変法であるレーザーハムストリングカールに着目し、発揮筋力や動作中の筋活動に関してノルディックハムストリングと異なる特徴があることを明らかにした・ハムストリングのエンデュランス能力として注目されているSingle leg hamstring bridge testに関して、ノルディックハムストリングフォースとの関連を検討したこれらの研究成果は、レーザーハムストリングカールやSingle leg hamstring bridge testをハムストリング肉離れ受傷後の機能評価項目となりうるかどうかを検討するうえでの、重要な資料になると考える。
すべて 2023
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件)
PLoS ONE
巻: 15;18(12) ページ: e0293938
10.1371/journal.pone.0293938
J Sport Rehabil
巻: 6 ページ: 1-6
10.1123/jsr.2022-0451