研究課題/領域番号 |
20K19453
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
眞野 智生 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (70778026)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 脳血管障害 / 神経リハビリテーション / 運動負荷量 |
研究実績の概要 |
脳梗塞モデルラットを作製し,高負荷運動群と低負荷運動群とコントロール群に分け,運 動機能変化を評価するとともに,MRIのトラクトグラフィーによる生体内の脳内神経線維を 評価するとともに,髄液エクソソームを解析する.断頭後にサンプルを作製し組織学的変化 を観察するとともに,質量分析装置イメージングを用い,蛋白質やペプチドなどの代謝物の 発現の違いについて解析する. 脳卒中モデルラットを手順通りに作製し,組織的に確認する.MRIの拡散テンソル画像のトラクトグラフィーを用いて生体内の錐体路へのダメージを確認するとともに,髄液エクソソームを使用した生化学的評価を行う.また,運動療法の高負荷,低負荷を改良したロタロットにて脳卒中モデルに施行し,運動症状の改善効果を比較し,運動負荷の優越性を検証する.介入後に再度トラクトグラフィー,髄液検査を行い,運動介入後の錐体路神経線維及び生化学物質への変化を解析する.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
MRI装置の準備や交渉、シーケンスの打ち合わせなどに時間を要した。
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今後の研究の推進方策 |
画像解析技術を応用し、ヒトに対する運動負荷量による脳内変化を明らかにする臨床研究も計画している。
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次年度使用額が生じた理由 |
生化学的な解析作業が次年度に持ち越しになったため。
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