非接触型の前十字靭帯損傷は若年女性に多く、損傷の瞬間に膝関節が外反になることで損傷すると知られている。内側アーチサポートのあるインソールが有効ではないかという推測がされていたが、今までに実際にそれを検証した研究はない。今回、高い内側アーチサポートのインソールを用いると、足が地面に接触した瞬間の膝関節外反角度が低下したことが分かった。このことは、このようなインソールが前十字靭帯損傷の予防やリハビリに有効である可能性を示唆している。今後はどのような人に効果があるか、どの程度の高さが必要かな度を調査するさらなる研究が期待される。
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