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本研究では足部アーチ機能およびウィンドラス機能がジャンプ動作などのパフォーマンスにおいてどのように関与しているのかを検証した。先行研究では三次元動作解析システムにてマーカー等を足部に貼付し、歩行時のウィンドラス機能を測定している。しかし、マーカーは皮膚の上に貼付するものであり、アーチの変化を骨の位置変化として検証できないという点で正確性に欠け、なおかつ大がかりなシステムが必要である。特にトレーニング効果を検証するためにはウィンドラス機能を正確に評価する方法が必要であり、開発がまたれていた。ウィンドラス機能を定量的に評価するために必要な足部の内側縦アーチを正確にかつ簡便に測定することが困難であることに着目した。現在、足部の内側縦アーチ高の測定方法はノギス、X線、フットプリントなどが一般的であるが、これらの方法は正確性、安全性などから課題が多くある。そこで我々は以前より超音波画像診断装置（以下、超音波エコー）を用いて足部の内側縦アーチを安全かつ正確に測定する方法の開発に取り組んだ。本研究では①超音波エコーを使用したアーチの測定方法の妥当性の検討（X線との比較）、②その方法を使用した座位と立位でのウィンドラス機能の違いについて、②足部内側縦アーチの柔軟性と連続ホッピングジャンプを実施した際のジャンプパフォーマンスに及ぼす影響、④足部内在筋の新しいエクササイズの考案とエクササイズ実施時の足部内在筋の筋活動に関する研究を実施し、それらを論文および学会発表などで公表した。
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