元カヌースプリント・カヤック日本代表選手のパドリング動作を3次元動作解析装置で計測,解析した.その結果から,パフォーマンスに大きな影響を及ぼすと考えられる新たな局面及び指標を定義した.その確認のため,カヤック経験者5名のデータを計測・解析した結果,競技タイムと定義した指標の間には強い相関があることが分かった. この指標を用いた,パドリング動作教示システムを開発した.カヌーオーシャンレーシング選手一名に対して,3日間システムを使用して練習してもらった結果,7㎞のタイムが25分縮むという大変良好な結果を得ることができた.
|