研究課題/領域番号 |
20K19582
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研究機関 | 日本女子体育大学 |
研究代表者 |
溝口 紀子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (40343727)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | スポーツガバナンス / フランス / オリンピック / パリ2024 / スポーツ政策 |
研究実績の概要 |
本研究では、とりわけ2024のパリオリンピックパラリンピックの開催に向けて先進的に包摂的なグッドガバナンスに取り組んでいるフランスを対象に国家政策の中心を担う新しい公益団体組織、Agence Nationale du Sport(ANS)のガバナンスの取り組みについて4年間にわたり調査を行い、エラスムス・プラス・スポーツプログラムや、スポーツ実務者国家資格制度など戦略的人材育成の公共政策を検証し、新たな知見を見出すことでスポーツ団体における持続可能なグッドガバナンス のあり方を提案したい。2021年度は、フランスのASG (Agence Nationale du Sport)のスポーツ実務者制度における現地調査を予定していたが新型コロナウィルスの影響で渡航できなかった。そこで研究協力者よりASG (Agence Nationale du Sport)スポーツ省のガバナンスに関する資料を入手し翻訳し分析を行った。また東京2020のために来日したフランススポーツ関係者らのインタビューを行った。それらの研究結果を学会誌等で発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウィルスによる影響で海外調査が実施できなかったが、海外の協力者により、スポーツガバナンス に関連する資料を収集することができた。また東京2020のため来日したフランススポーツ関係者にインタビュー調査を実施することができ、フランスのスポーツガバナンス に関する最新の情報を入手することができた。
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今後の研究の推進方策 |
これまで新型コロナウィルスの影響のため渡航ができず海外現地調査ができないかったが、今年は渡航が緩和されたため現地調査を実施したい。また5月には計画通り日仏スポーツシンポジウムの開催を予定している。現在のところ、対面方式でフランスの研究者をパネリストとして実施する予定であるが、感染状況によってはオンラインによるハイフレックス方式シンポジウムの変更も考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルスの影響により当初予定していた海外現地調査が2年連続実施できなかったことで繰り上げ金が生じた。2022年度、2023年度に渡り現地調査を実施したい。
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