研究課題
若手研究
本研究は、小学生におけるスタンディングデスクの導入が学習効率に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。地域在住の児童を対象に、座位姿勢と立位姿勢で記憶課題に取り組ませ、比較した。その結果、学習中に軽い運動(アクティブブレイク)を加えることで、座位時間を減少させ、疲労感を軽減できる可能性が示された。本研究は、スタンディングデスクとアクティブブレイクの導入が学習環境の改善に寄与する可能性を示している。
運動疫学
長時間の座位行動は子どもの心身に悪影響を及ぼすと多くの研究で報告されているが、学校では「座って授業を受ける」ことが一般的である。本研究は、この座りすぎの学習環境を改善するため、小学生において、学習中に立ち上がることが学習効率に及ぼす影響を検討した。結果、スタンディングデスクを用い、学習中に身体活動を取り入れることで、学習効率を損なわず疲労感を軽減できる可能性が示された。今後の教育環境の改善に重要な科学的根拠となることが期待される。