研究課題/領域番号 |
20K19627
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 京都先端科学大学 (2023) 鹿児島国際大学 (2022) 米子工業高等専門学校 (2020-2021) |
研究代表者 |
濱中 良 京都先端科学大学, 健康医療学部, 講師 (70846550)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | アダプテッド・スポーツ / 障害者スポーツ / 教養 / リベラルアーツ / 体育 / 身体知 |
研究成果の概要 |
本研究では,アダプテッド・スポーツ(障害者スポーツも含む)の体験プログラムを実践的に研究することで,体験プログラムの効果や妥当性について検討した.なお,当該プログラムで期待される体験効果として,以下の3つを示した.①アダプテッド・スポーツの理解②新たな身体知への気づき③スポーツ場面における障害観の変化 その結果を踏まえて最終的に,①アダプテッド・スポーツの理解をねらいとしたボッチャ体験90分1回,②新たな身体知への気づきをねらいとしたゴールボール90分3回の体験プログラム,および③スポーツ場面における障害観の変化を狙いとした講義90分1回のプログラムを提案することができた.
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自由記述の分野 |
アダプテッド・スポーツ科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、体育授業等でアダプテッド・スポーツ(障害者スポーツも含む)の体験する意義や教育効果について示すことができた.また、本研究の成果として提案した90分5回のプログラムは、①アダプテッド・スポーツの理解②新たな身体知への気づき③スポーツ場面における障害観の変化の効果に期待ができる. これまで現場ではアダプテッド・スポーツは手探りで実践されており、中には安易な障害体験に留まり、望ましくない障害観の形成に繋がることも危惧されていた.本研究では、視覚を制限するスポーツに関しては複数回の実践が必要となること等の留意事項もを示すことができた.本研究は今後の共生社会実現に寄与できる研究といえるだろう.
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