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2020 年度 実施状況報告書

鍼灸針を用いた理学的介入が破骨細胞分化の抑制機序に及ぼす影響の組織学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 20K19654
研究機関常葉大学

研究代表者

中井 真悟  常葉大学, 健康プロデュース学部, 助教 (10825540)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード骨吸収抑制 / 鍼灸 / 通電刺激 / 関節不動 / ラット大腿骨
研究実績の概要

先行研究ではGDF-8の発現抑制が破骨細胞の分化を抑制または遅滞化できる可能性が示されている。しかし、破骨細胞の分化とGDF-8を直接的に関連づけた組織学的解析は行われていない。本研究では酵素抗体法および免疫組織学的手法を用い、組織形態学的所見との比較、検討することによって通電刺激による骨吸収抑制メカニズムの一端を組織学的に解析するために、本年度は、「実験準備期間」と設定した。実験動物として7週齢のウィスター系雄性ラット24匹を用い、後肢を不動状態にする群(IM)、不動期間中に鍼通電刺激を行う群(IMEA)、対照群(CO)に分類し、2週間の実験を行った。いずれの群にもカルセインおよびテトラサイクリンを腹注し、蛍光顕微鏡を用いた時刻描記法によって評価を行った。また、種々の染色法のプロトコールを検討し、観察した。得られたデータについては、現在解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

新型コロナウイルス拡大によって大学構内への入構制限が生じたため、年度当初より遅延が生じてしまった。感染対策を行いながら実験を推進し、予備実験はおおむね順調に進んだ。しかし、一部、染色法については結果を得られておらず、今後も引き続き検討していく。

今後の研究の推進方策

研究計画調書にある「実験準備期間」の一部、染色法については結果を得られていないため、今後も引き続き検討していく。

「実験実施期間」については概ね計画通り実施可能である。

次年度使用額が生じた理由

実験実施に必要な消耗品の購入に充てる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] ラット骨組織に及ぼす通電刺激の効果2021

    • 著者名/発表者名
      中井 真悟, 大迫 正文
    • 雑誌名

      Medical Science Digest

      巻: 47 ページ: 50 - 51

    • 査読あり

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公開日: 2021-12-27  

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