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2021 年度 実施状況報告書

青年期の体力とその後の運動習慣による糖尿病発症リスクの検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K19684
研究機関順天堂大学

研究代表者

染谷 由希  順天堂大学, スポーツ健康科学部, 助教 (10597090)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード青年期の体力 / 運動習慣 / 糖尿病 / ヒストリカルコホート研究
研究実績の概要

本研究においては、2019年度までに明らかにした青年期の全身持久力、筋力、体格(BMI)と糖尿病発症リクスとの関連に引き続き、約50年間蓄積された大学在学中の体格・体力測定記録を用いたヒストリカルコホート研究を実施する。体力測定を実施した体育系大学の卒業生を対象とした健康調査を複数回実施し、大学卒業以降の糖尿病をはじめとする様々な疾病既往歴や、大学卒業後の運動習慣などの生活習慣を質問紙法により調査する。
研究デザインは、ヒストリカルコホート研究であり、調査方法は、大学在学中に体格・体力測定を実施し、記録が確認できた体育系大学卒業生を対象とした郵送法による質問紙調査を実施する。調査では、「医師に診断されたことのある疾病の有無」と「診断された年齢」を質問紙法により、自己記入式にて実施する。また、調査時の体重、運動習慣(IPAQ)、食習慣(BDHQ)、喫煙歴などの生活習慣も回答を得る。
具体的な解析方法としては、大学在学中に測定された体力と、卒業後の健康調査のデータベースを作成し、大学卒業から糖尿病発症までを追跡期間とするコホート研究を実施する。また、現在までに計4回の追跡調査が行われている特徴を生かし、青年期以降(壮年期)の運動習慣や体格の組み合わせで、青年期の体力の効果を検討する。
本年度において、すでにあるデータベースから、上記の目的に沿った解析を実施している。次年度に新たな調査を実施できるように準備を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

既存のデータベースを用いたデータ解析は進んでいるが、令和3年で予定していた新たな追跡調査ができておらず、データベースの拡充が進んでいない。

今後の研究の推進方策

今年度も継続して、青年期のや体力や体格と中高年期の運動習慣から、糖尿病との関連のデータ解析を進めていく。また、新たな追跡調査を実施し、データベースの拡充をし、解析をすすめていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

本年度に予定していた追跡調査が実施できておらず、物品費、その他の費用の計上がなかった。また、学会発表等が中止やweb開催に変更となったため、旅費の計上がなかった。次年度での追跡調査の実施と、研究成果の発表を予定している。

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公開日: 2022-12-28  

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