現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1. 腹部生体電気インピーダンス法(BIA)と腹部CTによって内臓脂肪面積を測定した46名の小児を検討した。 BIAによって測定された内臓脂肪面積(BIA)は、腹部CTによって測定された内臓脂肪面積(CT)と相関した(r = 0.865, p <0.001)。また、ウエスト周囲長は内臓脂肪面積(CT) (r = 0.829、p < 0.001))よりも皮下脂肪面積(CT)((r =0.928, p <0.001)とより相関した。 2. さらに、腹部CTから非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の有無を診断した。NAFLD有り群は、NAFLD無し群と比較して、ウエスト周囲長、内臓脂肪面積(BIA)、内臓脂肪面積(CT)が有意に高かった(p < 0.001, < 0.001, 0.001)。 3. 19名の小児の検討では、LDLコレステロールは内臓脂肪面積(CT)と相関しなかった。Medium, Small, Very small LDLコレステロールは、内臓脂肪面積(CT)と相関した。 4. 38名の小児の検討では、レプチンは、内臓脂肪面積(CT)と正の相関を認めた(r = 0.462, p = 0.003)。アディポネクチンは、内臓脂肪面積(CT)と負の相関を認めた(r = -0.342, p = 0.033)。 5. 簡易型自記式食事歴法質問票を用いた栄養アセスメントを継続中である。
|