研究成果の概要 |
メタボリックシンドロームの基本病態は過剰な内臓脂肪蓄積である。内臓脂肪面積の標準測定法は腹部CTだが、放射線被爆の問題がある。本研究では、腹部生体インピーダンス法(aBIA)を用いて、被爆なく低侵襲に小児の内臓脂肪面積を測定し検討した。aBIAを用いた測定値を小児に合わせて補正すると、腹部CTによる内臓脂肪面積と相関した。また、小児のコレステロールの詳細な変化を捉えるため、コレステロールのサブクラス解析を行った。large LDLコレステロールは内臓脂肪面積と相関しないが、medium, small, very small LDLコレステロールは内臓脂肪面積と相関した。
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