本研究は、朝または夕の短期間(1週間)持久性運動が血糖値変動に及ぼす影響について検討することを目的とし、健康な若年男性を対象として検討を行なった。その結果、夕の持久性運動後において朝の持久性運動後と比較して穏やかな24時間の血糖値変動が示された。また、各食後の血糖値変動のAUCにおいても朝試行に比べて夕方試行で低値を示し、朝食と夕食で朝試行に比較して夕方試行で有意な低値が示された。 これらの結果から、夕の持久性運動は、朝の持久性運動に比較して日中の血糖値コントロールのためにより有効である可能性が示唆された。
|