研究実績の概要 |
金沢市の一般住民検診のデータの最新版を用いた解析を行った。年齢を40,50,60,70,80歳台に層別化して、年齢によるリスク因子と慢性腎臓病(CKD)との関連について検討した。既存のリスク因子において、血圧など年齢によってCKDとの関連が大きく異なるもの、あるいは貧血など年齢によって関連が変わらないものが存在することを示し、昨年度、査読付き論文にて報告した (Toyama T, Kitagawa K, Oshima M, Kitajima S, Hara A, Iwata Y, Sakai N, Shimizu M, Hashiba A, Furuichi K, Wada T. Age differences in the relationships between risk factors and loss of kidney function: a general population cohort study. BMC Nephrol. 2020 Nov 13;21(1):477. doi: 10.1186/s12882- 020-02121-z. PMID: 33187480; PMCID: PMC7664087)。追加した解析を糖尿病を対象にして行い、論文を投稿中である。現在、一般住民検診のデータを活用し、機械学習を用いてリスク評価を行う解析を進めている。追加解析を行っており、学会、論文などで発表予定である。
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