高糖質食の過剰摂取は血糖値上昇に伴い動脈スティフネスを増大させ、心血管疾患リスクを高める。有酸素性運動は動脈スティフネスを低下させるが有酸素性運動が高糖質食後に伴う動脈スティフネスに及ぼす影響は不明である。 本研究の結果から中高齢者の動脈スティフネスを有酸素性運動トレーニングで低下するには運動の強度や時間を問わず頻度が重要であり(研究1)、有酸素性運動トレーニングは高糖質食後の動脈スティフネス増大を抑制するが、その効果は頻度により異なる可能性が示唆された(研究2)。有酸素性運動トレーニングは断続的に実施していくことでも高糖質食後の動脈スティフネス増大を抑制できる可能性が示唆された(研究3)。
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