本研究は対数領域計算モデルの計算限界を探求するために、メモリアクセス回数の制限をもつ対数領域計算モデルに着目し、そのモデルでは計算できないであろうと考えられている関数やその変種に対しての計算量の解析を行った。 結果として、既存研究において示された三分木上の木構造感数値評価問題を解くSemantic Read-once 分岐プログラムのサイズ下界が超多項式になるという命題を拡張し、五分木上の木構造感数値評価問題についてもSemantic Read-once 分岐プログラムのサイズ下界が超多項式になることを示した。
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