研究課題
本研究ではグラフの木分解やその特殊な分解に関して,高速で実装可能なアルゴリズム的メタ定理に関する研究を行った. 成果の一部として,(1) 列挙アルゴリズムにおけるメタ的な設計手法,(2) 木分解のより限定した形である頂点インテグリティを用いた様々なアルゴリズムの提案, (3) 組合せ遷移におけるアルゴリズム的メタ定理の開発に成功した. (2) の成果は必ずしも研究目的と合致していないが,本研究を動機として他の研究者によって高速なアルゴリズム的メタ定理が導出された. また,補助的な結果として,(a) 列挙アルゴリズム:極小多分割カット,多点対カット列挙アルゴリズム,Steiner木の列挙アルゴリズム,要素数制約付き極大マッチング列挙アルゴリズム,(b) 離散最適化問題における多様な解を計算するアルゴリズム,(c)組合せ遷移問題に関するアルゴリズムと計算量:有向木の遷移問題,誘導正則部分グラフ遷移問題,有向木のトークンスライディング問題,などに対する成果を得て,国際論文誌や国際会議などで研究発表を行った.
すべて 2023 2022
すべて 雑誌論文 (11件) (うち国際共著 1件、 査読あり 11件) 学会発表 (13件)
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